【12月18日 AFP】英国で国内無敗の新記録を更新し続けていたスコティッシュ・プレミアシップのセルティック(Celtic)が17日、リーグ戦でハーツ・オブ・ミドロシアン(Hearts of Midlothian)に0-4でまさかの大敗を喫し、記録は69試合で止まった。

 セルティックは11月初旬に国内63戦無敗の英国新記録を作っていたが、驚異の快進撃は敵地タインカッスル(Tynecastle Park)でストップし、チームは2016年5月以来となる国内での黒星を喫した。

 セルティックのブレンダン・ロジャーズ(Brendan Rodgers)監督は、ハーツの方が勝利にふさわしかったと完敗を認めつつ、ここまで記録を伸ばしてきた選手の努力を称賛している。

「まずはハーツをたたえなくてはならない。勝利にふさわしかったのは完全に彼らの方だ。きょうは相手が上回っていた。肉弾戦でハーツに対抗できず、多くのミスを犯してしまった。きょうは5試合やったとしても1得点も奪えなかっただろう」

「それでも、選手には拍手を送りたい。69試合を戦ってきて、これが初黒星だ。もちろん、こういう負け方はショックが大きいが、選手は胸を張っていい。この18か月間、選手は本当に素晴らしかった」

 試合終了のホイッスルが鳴ると、ロジャーズ監督はピッチで選手を集めて奮起を促した。この悔しさを糧にして、次はもっと長い記録を作ろうと呼びかけたという。

「みんな本当にがっかりしているのはわかっているが、この機会に思い出してほしかった。当たり前だが負けるのは悔しいということ、同時にこれが信じられない偉業だということをね。これで記録は終わり、今後はまた歩み出す準備をしなくてはならない。気持ちを切り替えて、次の試合では勝ち点3を目指したい」 (c)AFP