【12月18日 AFP】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は17日、東エルサレムに在パレスチナ・トルコ大使館を早期開設できるようにしたいという希望を表明した。

 イスラエルは1967年の戦争後に東エルサレムを併合したが、国際社会はこれを認めていない。

 エルドアン大統領はカラマン(Karaman)市で行った演説で、東エルサレムが占領下にある以上大使館は容易に開けないが、「神のおぼしめしでその日は近い…わが国はそこに大使館を正式に開設するだろう」と語った。ただ具体的な時期については明言しなかった。

 トルコは現在、エルサレムに総領事館を置いている。イスラエルとの外交関係は正常化しており、大使館は他国同様テルアビブ(Tel Aviv)にある。

 エルドアン大統領は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定し、同市に大使館を移転するとした決定を改めて非難。ユダヤ人には、「イスラム教徒の中心地」であるエルサレムを「専有する」権利はないと強調した。(c)AFP