【12月18日 AFP】17-18スペイン1部リーグは17日、第16節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はルイス・スアレス(Luis Suarez)とパウリーニョ(Jose Paulo Bezerra Maciel Junior 'Paulinho’)がそれぞれ2得点を記録し、デポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)に4-0で快勝した。

 リオネル・メッシ(Lionel Messi)がPKを失敗し、さらにシュートが惜しいところで何度も阻まれたバルセロナだが、快勝で開幕からの公式戦無敗を24試合に更新。2位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)との勝ち点6差を維持するとともに、クラブW杯(2017 FIFA Club World Cup)参戦のため1試合消化の少ない4位レアル・マドリード(Real Madrid)との差を暫定で11ポイントに広げた。

 バルセロナが最後に敗れたのは、敵地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)で行われたレアルとのスペイン・スーパーカップ(Spanish Super Cup 2017)第2戦。そして次節は、同じベルナベウで両チームの伝統の一戦「エル・クラシコ(El Clasico)」が開催される。

 バルセロナのエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は「誰もがわれわれとレアルの差ばかり見ているようだが、アトレティコもわずか6ポイント差のところにいる。23日の試合がどういう結果になろうが、リーガはまだまだ先が長い」と話した。

 バルセロナにとってこの試合唯一のアクシデントは、パコ・アルカセル(Paco Alcacer)がけがをしてしまったことだった。アルカセルは筋肉系の負傷で3週間の離脱が見込まれている。

 試合前には4回目の獲得となる欧州リーグ最多得点者の証し「欧州ゴールデンシュー」のトロフィーを受け取ったメッシは、信じられないほど運に見放され、すでに18得点を稼いでいる今季の得点数を伸ばすことはできなかった。チームの4ゴールのうち3ゴールに絡んだメッシだが、シュートが枠をたたいた回数は開幕からすでに14回を数えるという。

 メッシは前半29分、少し早いクリスマスプレゼントのような絶好のパスをスアレスに送り、先制点をアシストしたが、その後は自らのシュートがクロスバーをたたくと、続くシュートもポストに弾かれ、跳ね返りをパウリーニョが押し込む形となった。

 スアレスのゴールで3-0とした後半にも惜しいシュートがあったメッシは、その後のPKでは相手GKにキックを見事にセーブされた。それでもチームは、今度はジョルディ・アルバ(Jordi Alba)のシュートがポストをたたいた跳ね返りを再びパウリーニョがネットに流し込んだ。(c)AFP/Kieran CANNING