【12月17日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは16日、第18節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)は1-0でサウサンプトン(Southampton FC)を破り、最近10試合で8勝目を記録したが、アントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は、チームの好調はマンチェスター・シティ(Manchester City)の連勝記録の影になっているとの見解を示した。

 前半終了間際にマルコス・アロンソ(Marcos Alonso)が直接FKを沈め、最少得点差ながらも守備的なサウサンプトンに危なげなく勝利したチェルシーは、最近10試合の成績を8勝1敗1分けとした。しかし、首位シティはリーグ戦16連勝を飾っており、3位チェルシーとの勝ち点差は14となっている。

「われわれは難しい試合をものにした。最近の10試合は8勝1分で1敗しかしていないことを忘れないでほしい」と話すコンテ監督は、「誰かに『これからの10試合でこういう成績を残す準備ができているか』と問われたら、私は『できている!』と答えていただろう。毎試合勝利しているほかのチームがあるのでこの成績は忘れ去られている」と語った。

 この試合でチェルシーは、フィニッシュが正確であれば勝利をより確実なものにすることができた。コンテ監督は1-0というスコアがチームやファンにとって安心できるような勝利ではないとして、ゴール前での冷静さを求めている。チェルシーは約4分に1本となる24本のシュートを放ったが、枠を捉えたのはわずかに8本で、アロンソのFKだけが相手GKフレーザー・フォースター(Fraser Forster)の牙城を破った。

 フォースターが好セーブを連発する一方、ペドロ・ロドリゲス・レデスマ(Pedro Rodriguez Ledesma)の決定機はポストに阻まれ、セスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)のシュートはフォースターの股を抜いたもののゴール前を横切った。

「スコアは1-0だったが、われわれは追加点を奪う数多くのチャンスをつくっていたので、少しは安心できたはずだ」と話したコンテ監督は、「選手は献身的で、無失点に抑えることができたのでとても満足している」と語った。

「だが今季は間違いなくより多くのチャンスをつくっているので、フィニッシュをより正確にしなければならない。1点以上決めることができればもっとリラックスできるのだから」(c)AFP/Nick SZCZEPANIK