【12月17日 AFP】17-18イタリア・セリエAは16日、第17節の試合が行われ、マレク・ハムシク(Marek Hamsik)がディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏の持つクラブ最多得点記録に並んだナポリ(SSC Napoli)は、3-1でトリノ(Torino FC)を下して首位に再浮上した。

 ナポリは2週間前のユベントス(Juventus)戦に0-1で敗れてインテル(Inter Milan)に首位を明け渡すと、前節はフィオレンティーナ(Fiorentina)を相手に低調なスコアレスドローに終わり、インテルとユベントスが直接対決で引き分けた隙を突けずにいた。

 それでもこの日は、同日の早い時間帯の試合でインテルがウディネーゼ(Udinese)に敗れ、今季初黒星を喫する中、ハムシクのクラブ歴代最多タイとなる公式戦115ゴール目など、ナポリは前半に一挙3点を決めて快勝を収めた。勝ち点を42に伸ばしたナポリは、インテルと2差の首位に浮上している。

 スロバキア代表でもあるハムシクは、伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)に対して「MFで115ゴールも決められたのはすごくうれしい。良い数字だ。試合内容にも非常に満足している。順位表のトップにいるのがアドバンテージになるかはわからないが、自分たちが強いチームだということは思い出させてくれる」と語った。

 チームを率いるマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督は「選手たちはインテルの試合結果を知っていて、そのことは良い方にも悪い方にも転がる可能性があった。首位を奪い返したいという飢えにもつながるし、同時に余計なプレッシャーが増すことにもなる。しかしきょうは、選手たちがサンシーロ(San Siro)での結果を前向きに活用してくれた」と話した。(c)AFP