【12月17日 AFP】17-18ドイツ・ブンデスリーガ1部は16日、第17節の試合が行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は2-1で1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)に勝利し、ペーター・シュテーガー(Peter Stoeger)監督就任後の新体制で2連勝を飾った。10代の新星クリスティアン・プリシッチ(Christian Pulisic)が終了間際に逆転ゴールを挙げた。

 ピーター・ボス(Peter Bosz)前監督の下では、公式戦ホーム7戦未勝利と絶不調に陥っていたドルトムントだが、これでマインツ05(Mainz 05)との新体制初戦を2-0で制したのに続けて連勝を飾り、順位を暫定3位まで上げて復調をさらに印象付けた。

 それでもシュテーガー監督は、結果は変わったが、前週に就任してから自身が与えた影響はごく小さなものだと強調した。

「繰り返すが、私は大した影響を及ぼしていない。前任者が残していった、たくさんの良いものを使わせてもらっているだけだ。ずっと勝てない間もチームには良い部分が見られていて、今はそれが機能して勝てているだけのことだよ。ムードを高めるにも、選手には達成感が必要で、きょうはそれができた」

 シュテーガー監督とドルトムントとの契約は今季限りとなっており、来季以降の指揮官には、この日の対戦相手で2016年のドイツ年間最優秀監督にも選ばれたユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)監督が候補に挙がっていると複数のメディアで報じられている。

 ホッフェンハイムと2021年まで契約を結んでいるナーゲルスマン監督は、契約に解除条項を含めていると伝えられているが、ドルトムントと接触しているとのうわさは一貫して否定している。

「契約解除を求めるかといった質問は無意味だ。オファーは一つもないし、どのクラブもアプローチをかけてきていない。いつも強調しているように、こうしたうわさとは完全に距離を置いている。契約を満了したいかどうかなんて、アドバイザーとも話し合ったことがない。自分のチームのことだけに集中している」 (c)AFP