【12月17日 AFP】17-18ドイツ・ブンデスリーガ1部は16日、第17節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)はベンチスタートから決勝ゴールを決めたトーマス・ミュラー(Thomas Mueller)、そして終了間際にPKを止めたGKスヴェン・ウルライヒ(Sven Ulreich)の活躍で、VfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)を1-0で退けた。

 シュツットガルトに苦しめられたバイエルンは、試合時間残り25分でミュラーを投入。すると迎えた後半34分、シュツットガルトの守備が見せた一瞬の隙を逃さずにミュラーがフリーでボールを受け、豪快な先制ゴールを決めた。

 そして終了間際の後半ロスタイムには、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を使った判定からPKを与えたが、ここで鼠径部(そけいぶ)の痛みから復帰したウルライヒがチャドラック・アコロ(Chadrac Akolo)のキックを横っ飛びでセーブし、勝利の立役者となった。

 これでバイエルンは2位との勝ち点差を暫定で11にまで広げ、6季連続のリーグ優勝に向けて、独走の首位で前半戦を終えることになった。

 バイエルンを率いるユップ・ハインケス(Jupp Heynckes)監督は「スヴェン・ウルライヒは、われわれにとって黄金のように貴重な選手だ」と話し、20日に待つボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)とのドイツカップ(German Cup 2017-18)3回戦に向けては「休養を取って頭を切り替えれば、今回もドルトムントを倒せるはずだ」とコメントした。(c)AFP/Ryland JAMES