【12月16日 AFP】スペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)を率いるディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は15日、フランス代表FWのアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が近い将来、恐らくクラブを去ることになるだろうと語った。

 26歳のグリーズマンは今季開幕前に移籍が大きく取り沙汰されたが、アトレティコが移籍禁止処分を受けていることもあり、2022年までの契約に合意していた。

 シメオネ監督は仏スポーツ日刊紙レキップ(L'Equipe)に対し「もちろん、グリーズマンはあるタイミングで出ていくこともできるだろう。ジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)やジエゴ・リバス(Diego Ribas)、アルダ・トゥラン(Arda Turan)が退団したように」とコメントした。

「グリーズマンがアトレティコを去り、より攻撃的なチームに行けば彼はもっと良くなるだろう」

 グリーズマンは今季のアトレティコで調子を出せずに苦しんでおり、一時は8試合得点から遠ざかっていたが、ここ5試合では4得点を挙げている。

「自分の選手たちを愛している。彼らが成長していくのが好きだ。感謝の念はある」

「仮に選手がわたしのところにやってきて『人生一度の絶好の機会がやってきたので、退団したい』と言ってきても、グリーズマンのようにピッチですべてを出し切ってくれた選手になら、『問題ない』と応じる」

 ジエゴ・コスタがチェルシー(Chelsea)からアトレティコに復帰しており、来年1月に移籍禁止処分が解除されればプレーが可能になるため、仮にグリーズマンが退団したとしてもその穴を埋められるとみられる。(c)AFP