【12月16日 AFP】イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)が、欧州サッカー連盟(UEFA)からの制裁を受ける可能性が出てきた。

 ミランはここ3季で2億5500万ユーロ(約337億円)の赤字を計上しており、年間3000万ユーロ(約40億円)を超える損失を出してはならないとするUEFAのファイナンシャル・フェアプレー(FFP)規定をはるかに上回っている。

 UEFAは15日、「提出されたすべての書類と説明を慎重に精査した結果、審議会はACミランとの自主協定に合意しないという決断を下した」とし、ミランとその支出に関する協定で合意に至らなかったとの声明を発表している。

 中国人実業家のリー・ヨンホン(Li Yonghong)氏によるクラブ買収が、主な懸念事項となっている。

 UEFAはまた、「2018年10月に返済された借り換えのローンと主要株主が提供した財務保証について、依然として不透明な点がある」としている。(c)AFP