【12月18日 CNS】中国・陝西省(Shaanxi)考古研究院は12日、春秋時代の周王朝によく似た墳墓を発見したと発表した。同国内でも最大規模とみられる。今回発見されたのは劉家洼(Liujiawa)遺跡で、同省澄城県(Chengcheng)に位置し、現在までに56か所の墳墓、馬や馬車を副葬した車馬杭2か所のほか、馬をつなぐ杭が発見されている。さらに、2本の道が墓をはさむようにつながっており、「中」という漢字のような大きな墳墓が2か所発見された。

 専門家は、この2つの大きな墳墓の主人は、諸侯の君主と夫人の身分ではないかと推定しており、この墳墓は春秋時代の周王朝によく似た貴族が治めていた領地だと認定された。(c)CNS/JCM/AFPBB News