【12月15日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に所属するクリスティアン・プリシッチ(Christian Pulisic)が14日、米国の2017年男子年間最優秀選手に選出された。

 投票で圧倒的な支持を得た19歳のプリシッチは94パーセントの得票を獲得し、史上最年少での受賞を果たした。

 プリシッチは、米国サッカー連盟(USSF)を通して発表した声明で「本当に大きな栄誉で、男子年間最優秀選手受賞のために投票してくださった方全員にお礼を言いたい。この立場になれるなんて想像すらしたこともなかった。支援してくれた皆さんに感謝するとともに、今後についてエキサイティングな気持ちだ」とコメントした。

 1984年に第1回の発表が行われた同賞をこれまでに史上最年少で受賞したのは、2003年当時21歳だったランドン・ドノバン(Landon Donovan)氏だった。

 米国代表として今年9試合に出場したプリシッチは6得点、4アシストを記録。出場中に代表チームが挙げた17得点中、なんらかの形で13得点に絡んだ。

 米国は来年のW杯ロシア大会(2018 World Cup)で本大会進出を逃したが、その中でプリシッチの登場は明るい星となっている。

 投票に参加したのは今年代表チームでキャップを獲得した選手、男子代表とユース代表、米メジャーリーグサッカー(MLS)の監督、選ばれた元選手や記者たちとなっている。

 プリシッチは16-17シーズンにドルトムントのファーストチームで初めて1年間を過ごし、公式戦25試合に出場して3得点を挙げた。今季は同クラブの中心選手として活躍を続けている。(c)AFP