【12月15日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)でネットを揺らし続けているロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が、同リーグの歴代得点ランキングトップ10に浮上した。

 13日に行われた最下位ケルン(1. FC Cologne)との一戦で、首位バイエルンは断固とした守備を敷いたアウェーチームを崩すのに苦しんだが、後半にレワンドフスキがチームを救う決勝点を挙げた。

 ポーランド代表のレワンドフスキは今季公式戦24試合に出場して21得点を挙げ、さらには2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)の欧州予選では9月以降だけで5得点を決め、母国を本大会出場に導いている。

 ケルン戦でのゴールは、前所属のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)時代を含め、2010年以降でブンデス通算166得点目となった。

 現在バイエルンを率いるユップ・ハインケス(Jupp Heynckes)監督は、1963年から78年までにボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)とハノーバー96(Hannover 96)でプレーし、220得点を挙げてリーグ歴代3位につけている。

 歴代首位は、バイエルンで活躍し365得点を挙げたゲルト・ミュラー(Gerd Mueller)氏。現在72歳で、西ドイツ代表としてW杯制覇を遂げているミュラー氏は、「爆撃機(Der Bomber)」の異名を持ち、1964年から79年にかけて驚異的な数字を残しており、レワンドフスキはそのゴール数の半分にも達していない。

 現役選手のブンデス最多得点は、バイエルンやヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)で活躍しクラウディオ・ピサロ(Claudio Pizarro)の191得点で、レワンドフスキは25得点差に詰め寄っている。

 バイエルンでチームメートのアルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal)は「トップ10に入るなんて信じられない。彼は本当のゴールハンターだ」と、レワンドフスキを評している。

 レワンドフスキはこれまでにブンデスで2度得点王に輝いており、昨季も33試合の出場で30得点を挙げたものの、わずかにドルトムントのピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)にその座を奪われた。(c)AFP