【12月15日 時事通信社】ロシアのプーチン大統領は14日、米国が北朝鮮を攻撃するようなことがあれば、北朝鮮の反撃を招き「壊滅的な結果をもたらす」と警告し、米国に自制を求めた。年末恒例の大規模記者会見で語った。

 プーチン氏は「(米朝は)緊張を高めるようなことをやめるべきだ」と強調。米国が通常兵器で北朝鮮を攻撃しても、全ての標的を破壊するのは不可能で、北朝鮮からの反撃は避けられないという見方を示した。

 また、2005年の6カ国協議共同声明で北朝鮮の非核化で合意したものの、「米国は合意に不満だったようだ」と指摘。北朝鮮関連の銀行口座凍結などに訴えた米国の対応を批判した。米国については、東欧への迎撃ミサイルシステム配備にも触れ、旧ソ連との間で結ばれ、今年締結30年を迎えた中距離核戦力(INF)全廃条約から「事実上脱退している」と非難した。

 ただ、トランプ米大統領は「短期間で多くのことを達成した」と持ち上げ、関係改善への期待もにじませた。ティラーソン米国務長官が北朝鮮と前提条件なしの対話に応じる姿勢を示したことも「非常に良い兆候だ」と評価した。(c)時事通信社