【12月14日 AFP】中国の習近平(Xi Jinping)国家主席と、同国を訪問中の韓国の文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-In)大統領が14日、首都北京の人民大会堂(Great Hall of the People)で会談した。両首脳は、韓国が米国のミサイル迎撃システムを配備したことでぎくしゃくしている両国関係の修復を図った。

 習氏は文氏の大統領就任後初となる訪中について、「相互の敬意と信頼に基づくより良い道を開く方法を模索する中で、関係改善のため重要な機会」だと述べた。

 さらに習氏は、文氏との意思疎通と連携を「強化」する意欲を示し、「われわれはつながりを深め、二国間関係を正しく導いていく」と語った。

 一方で文氏は、習氏を「言行の両面で非常に誠実で信頼できる指導者」とたたえた。ここ最近の「一時的な困難」については認めながらも、中韓は「相互繁栄の道を歩み、世界平和のために協力していくという運命によって定められたパートナー」だと述べた。(c)AFP/Becky Davis