【12月14日 AFP】(更新、写真追加)韓国の検察当局は14日、一連の汚職スキャンダルで大統領を罷免された朴槿恵(パク・クネ、Park Geun-Hye)被告の親友であり、事件の中心人物とされる崔順実(チェ・スンシル、Choi Soon-Sil)被告に懲役25年を求刑した。

 ソウル中央地裁(Seoul Central District Court)で開かれた公判で検察は、崔被告が「スキャンダルで最も重要な役割を果たした」とし、「懲役25年を求刑する」と述べた。

 また「崔氏は個人的な利益のために大統領の権限を利用し、憲法の価値観を傷つけ、政府機構を混乱させた」と付け加えた。

 崔氏は職権乱用、強要、収賄などの罪状全てを否定している。

 検察はまた、ロッテグループ会長の辛東彬(Shin Dong-Bin シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)被告に懲役4年、朴槿恵政権時代の青瓦台(大統領府)政策調整首席秘書官である安鍾範(アン・ジョンボム、Ahn Jong-beom)被告に懲役6年を求刑した。

 判決公判は来年1月に開かれるとみられる。(c)AFP