【12月14日 AFP】児童ポルノ所持の罪で禁錮60年を言い渡された米国体操連盟(USA Gymnastics)の元チームドクター、ラリー・ナサール(Larry Nassar)被告が13日、判決を不服として控訴する意向を示した。

 児童ポルノ所持で罪を認めたナサール被告は先週、ミシガン州の裁判所で最長の禁錮刑を言い渡された。弁護士は当初、22年~27年の刑期であれば受け入れるとしていたが、54歳の被告にとっては事実上の終身刑に相当したため、控訴する形となった。

 またナサール被告は、13歳以下を含む少女に治療と称して性的暴行を加えたとして他にも2件の罪を認めており、そちらは来年1月に判決が下される予定。同被告をめぐっては、これまでに五輪金メダリストを含む100人以上の女性が被害を訴え出ている。(c)AFP