【12月14日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)のビリー・エプラー(Billy Eppler)ゼネラルマネジャー(GM)ら首脳陣は13日、右肘の靱帯(じんたい)に損傷があったと報道された大谷翔平(Shohei Ohtani)の状態について、不安はないと自信を示した。

 エンゼルスのエプラーGMは、12日夜に出た報道を受けて声明を発表。「翔平は磁気共鳴画像化装置(MRI)で肘と両肩の検査を受けた」とした上で、「MRIの結果から深刻な損傷は見当たらなかった。他の同年代の選手と差はなく、身体検査の結果には満足している」と述べ、改めて大谷の獲得を喜んだ。

 さらにエプラーGMは、自身の血小板を用いて組織の再生を図るPRP注射を大谷が今年10月に受けていた事実も球団は把握しているとコメント。その上で、治療は北海道日本ハムファイターズ(Hokkaido Nippon Ham Fighters)による「予防的」な措置だったとしている。

 また、フロリダ州で行われているウインターミーティングに参加中のマイク・ソーシア(Mike Scioscia)監督も「スプリングトレーニングに向けて制限は何一つないというのが、われわれの理解だ」として、大谷は万全な状態でキャンプに臨めると発言。球団側も心配していないと強調した。(c)AFP