【12月14日 AFP】オランダの警察はドローン(小型無人機)を捕獲させる訓練を行っていたワシについて、コストが見合わないことや行動が安定に欠けることを理由に導入を見送った。

 2015年に行った一連の試験を踏まえ、オランダ警察は昨年、空港近辺など危険な区域を飛ぶドローンを制止するため、「ワシ部隊」を配備すると発表。鋭い爪でドローンを捕え、地上に下ろす様子を写した紹介動画はソーシャルメディアで広く共有された。

 しかし、任務が必要になる機会は実際にはあまりないことや、ワシの維持費が当初の想定よりもかかることが判明。オランダ放送協会(NOS)によると、誇り高いワシはいつも訓練通りに行動するとは限らないことも分かったという。

 ワシたちはひなの時に買われ、鳥を使ったドローン捕獲の専門業者「ガード・フロム・アバブ(Guard From Above)の訓練を受けていた。(c)AFP