【12月14日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは13日、第17節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)はウェストハム(West Ham)と0-0で引き分け、首位マンチェスター・シティ(Manchester City)との勝ち点差は19まで開いた。しかし、アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督はリーグタイトルをまだ諦めてはいないと主張している。

 アーセナルは2日の試合でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に1-3で敗れ、前節はサウサンプトン(Southampton FC)と1-1で引き分けており、現在の順位は4位と勝ち点1差ながらも、バーンリーFC(Burnley FC)より下の7位につけている。

 3位チェルシー(Chelsea)のアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督と4位トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は、シティを逆転することは不可能だと認めているが、ベンゲル監督は2004年以来となるリーグタイトル獲得を諦めていないと明かした。

 ベンゲル監督は「チームの話題が取り上げられることは良いことだが、われわれは次の試合に向けて集中しなければならない」と述べると、「シティにかなり引き離されていて、タイトルについて話すことはできない。だけどタイトルを諦めるというのは別の話だ」と語った。

「諦めてはいけない。われわれの仕事は可能性がある限り戦うことだ。私は諦めることに耳を傾けるつもりはない。われわれの仕事は戦い、全力を出し続け、シーズンを終えた時点で自分たちの立ち位置を見ることだ」

「きょうの順位が決定的なものになるわけではない。クリスマスと来年1月が終わるまで見てみようじゃないか。シーズンが終わる5月までまだ先は長い」

 一方、9日の試合で昨季王者チェルシー(Chelsea)に1-0で勝利し、デビッド・モイーズ(David Moyes)監督体制で初白星を手にしたウェストハムは、ロンドンダービー2試合で勝ち点4を獲得することに成功。降格圏から脱出はしていないものの、プレミアリーグ残留に向けて復調のきざしをみせている。

 モイーズ監督は「諦めずに我慢していればチャンスを得られるし、最終的には残留もできる」と話し、「チェルシーとアーセナルから4ポイントを獲得できた。われわれはこの2チームを相手にとても良い仕事をした」と語った。

 ウェストハムではまた、シティ戦の出場が不可能だったジョー・ハート(Joe Hart)に代わりゴールマウスを守るアドリアン(Adrian)が好調を維持している。シティ戦には1-2で敗れはしたものの、アドリアンはプレミアの強豪と対戦したその後の2試合を無失点で終えており、モイーズ監督は「現時点ではアドリアンを起用する。彼はうまくやっている」とコメントした。(c)AFP