【12月13日 AFP】17-18ドイツ・ブンデスリーガ1部は12日、第16節の試合が行われ、ペーター・シュテーガー(Peter Stoeger)新監督を迎えたボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は、香川真司(Shinji Kagawa)の全ゴールに絡む活躍などでマインツ05(Mainz 05)を2-0で下し、公式戦10試合ぶりの勝利を飾った。

 クラブは10日、チームの低迷が続く中でピーター・ボス(Peter Bosz)前監督を解任。シュテーガー監督にとってはこの日が初陣だったが、ソクラティス・パパスタソプーロス(Sokratis Papastathopoulos)と香川がゴールを記録すると、守備陣も統率のとれたプレーでリーグでは9月以来となる無失点を達成した。

 シュテーガー監督は試合後、スカイ・ドイツ(Sky Germany)で「みんな非常に喜んでいるし、同時にホッとしている。もちろん難しい試合で、事前にいろいろなことを話し合う時間はあまりなかった。後半は少し落ち着きを取り戻し、もっと早く試合を決められていた可能性もあった」と話した。

 前半はゴールが遠かったドルトムントは後半10分、香川のFKから最初のヘディングシュートはポストに阻まれたものの、跳ね返りをソクラティスが押し込んで先制。試合終了2分前には、カウンターからピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)が前線でボールを収めると、パスを受けた香川が追加点を流し込んだ。

 マルセル・シュメルツァー(Marcel Schmelzer)は「すべて新監督のおかげだと言うのはあまりにも安易だと思う。きょうは全員が戦ったし、それが大事だった。もともと僕たちは質の高いチーム。そこに戦う姿勢が加わり、勝つことができた」と語った。

 勝ち点3を獲得したことで、ドルトムントは同日敗れたボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)を抜いて暫定4位に浮上している。(c)AFP/Kit HOLDEN