【12月13日 AFP】17クラブW杯(2017 FIFA Club World Cup)は12日、アラブ首長国連邦(UAE)のアル・アイン(Al Ain)で準決勝などが行われ、グレミオ(Gremio、ブラジル)は延長戦の末にエベルトン(Everton Sousa Soares)が決勝ゴールを決めてCFパチューカ(CF Pachuca、メキシコ)を1-0で下し、16日の決勝に進出した。

 試合は両チーム無得点で迎えた延長前半5分、エベルトンが左から中に切れ込んでゴールを狙うと、強烈なシュートは44歳の相手GKオスカル・ペレス(Oscar Perez Rojas)の伸ばした手の先を抜けてファーサイドの隅に飛び込んだ。

 2試合連続で延長の戦いとなった北中米カリブ海王者のパチューカも同点ゴールを目指したが、試合残り10分でビクトル・グスマン(Victor Guzman)が2枚目のイエローカードをもらって退場処分となり、これで勝負がついた。

 南米王者のグレミオは、タイトル獲得をかけてレアル・マドリード(Real Madrid、スペイン)と開催国代表のアルジャジーラSC(Al Jazira Sports Club、UAE)の勝者と対戦する。準決勝のもう1試合は13日に首都アブダビで行われる。

 同日行われた5位決定戦では、浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)がマウリシオ(Mauricio de Carvalho Antonio)の2得点などでウィダード・カサブランカ(Wydad Casablanca、モロッコ)に3-2で勝利した。

 マウリシオのゴールで先制したレッズは、一度は同点に追いつかれたものの、柏木陽介(Yosuke Kashiwagi)のゴールで勝ち越すと、後半15分には再びマウリシオが追加点。終了間際にPKから1点差に迫られたが、そのまま逃げ切った。(c)AFP