【12月14日 CNS】中国で、インターネット生中継を提供するプラットフォームは500以上存在し、2017年年末には3億9200人に達する──。中国の映像業界リサーチ会社、新伝智庫(CC-Smart)が社会科学文献出版社と共同でこのほど発表した『ネット放送青書:中国インターネット放送業界の発展報告』で、同国の「ネット生中継元年」とされる16年から急成長を続けていることがうかがえる。

「青書」は、中国のインターネット放送業界全体について詳しく分析している。16年からネット生中継が急速に発展しているが、生中継ユーザーの増加率は徐々に下降しており、今後は緩やかに増え続ける結果、17年年末には3億9200人に達すると予測している。同時に、ネット生中継が急速に発展する裏で、ユーザーを巻き込んだトラブルに発展するといった問題も、頻繁に注目を集めている。だが、市場の飽和により、「ネット生中継の野放図な急成長も勢いを緩めるだろう」としている。

 インターネット放送の重要な一角を占めるネットドラマについては、16年10月から17年9月までの統計によると、1話の再生回数が1億回を超えるものが131作品あるという。こうした急成長と同時にネットドラマの作品自体の質も急速に上がってきており、テレビ放送のドラマとの差も縮まってきているという。また、バラエティ番組も125シリーズが放送されている。(c)CNS/JCM/AFPBB News