【12月12日 AFP】中国スーパーリーグ(1部)の上海上港(Shanghai SIPG)は12日、先日退任したアンドレ・ビラス・ボアス(Andre Villas-Boas)前監督の後任として、過去にFCポルト(FC Porto)やフェネルバフチェ(Fenerbahce)を率いたヴィトール・ペレイラ(Vitor Pereira)氏が指揮官に就任すると発表した。

 かつてビラス・ボアス前監督が率いるポルトでアシスタントもしていた49歳のペレイラ氏は、自身が監督を務めていた1860ミュンヘン(1860 Munich)が今年5月にドイツ・ブンデスリーガ3部へ降格して以降、指導者としての立場から離れていた。

 2016年に在籍していたトルコ1部リーグのフェネルバフチェでは、監督から解任される前に元オランダ代表のロビン・ファン・ペルシー(Robin van Persie)との不和が指摘されていたペレイラ氏にとって、新天地となる上海上港では中国スーパーリーグにおける広州恒大(Guangzhou Evergrande)の覇権を崩すことが任務となる。

 ビラス・ボアス前監督は2週間前、AFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2017)は準決勝、中国FAカップ(CFA Cup)では決勝まで勝ち進みながらもタイトルを取れず、リーグ戦でも広州恒大の後塵(こうじん)を拝した不本意なシーズンを終えてチームを去っていた。(c)AFP