【12月12日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)、フィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia Eagles)のダグ・ペダーソン(Doug Pederson)ヘッドコーチ(HC)は11日、QBカーソン・ウェンツ(Carson Wentz)が膝前十字靱帯(じんたい)を断裂して今季残り試合は欠場すると発表した。

 今季のイーグルスを通算11勝2敗の好成績に導いていた24歳のウェンツは、チームが43-35で勝利した10日のロサンゼルス・ラムズ(Los Angeles Rams)戦で、タッチダウンを狙って自らエンドゾーンにダイブした際に負傷。そのプレーをもって自身は試合を後にした上に、タッチダウンも味方の反則で無効となってしまった。

 この試合で合計291ヤードを記録し、4本のタッチダウンも成功させるなど素晴らしい活躍をみせたウェンツに代わり、残りのシーズンは控え選手のニック・フォールズ(Nick Foles)が司令塔を務めることになる。

 ペダーソンHCは報道陣に対し、「ニック・フォールズを獲得したのは、このような事態に備えてのことだ」とすると、「カーソン本人、そして彼のこれまでの活躍を考えれば本当に気の毒だ」と述べた。

 スーパーボウル(Super Bowl)進出が期待されているイーグルスは、ラムズ戦に勝利したことで、ナショナル・カンファレンス(NFC)東地区の優勝が決定。今後は17日のニューヨーク・ジャイアンツ(New York Giants)戦に続き、25日のクリスマスにはオークランド・レイダース(Oakland Raiders)戦が控えており、31日のダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)戦でレギュラーシーズンを締めくくることになっている。(c)AFP