【12月12日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)は、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで開催されているクラブW杯(2017 FIFA Club World Cup)で優勝を果たせば、今年5個目のトロフィーを獲得して最高の一年を締めくくることになる。

 レアルは昨季のリーグ優勝に加え、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)、UEFAスーパーカップ(UEFA Super Cup 2017)、スペイン・スーパーカップ(Spanish Super Cup 2017)を制し、今年4月から8月までの間は絶好調を維持していたものの、それ以降は勢いが衰えて過密スケジュールによる疲労に見舞われている。

 今季のリーグ戦では現在首位のバルセロナ(FC Barcelona)に勝ち点8差をつけられているほか、欧州チャンピオンズリーグのグループHではトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)の後塵(こうじん)を拝して2位通過となり、11日に行われた決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選会では、大型補強を繰り返したパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)とのドローを引き当ててしまった。

 昨季のような攻撃的本能が欠けているレアルは、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)とカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)がリーグ戦ここまで合計6得点にとどまっているのに加え、ギャレス・ベイル(Gareth Bale)も10月からはベンチ生活が続いている。

 しかしながら、9日に行われたリーグ第15節のセビージャFC(Sevilla FC)戦では、前半だけで5得点を稼いで5-0と大勝。今年の春から夏にかけてバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)、ユベントス(Juventus)、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)、そしてバルセロナを蹴散らしてきた強さが戻ってきた。

 今週のクラブW杯に続き、23日にはバルセロナとの今年最後の試合を控える中、ロナウドもセビージャ戦では2得点を記録。通算5度目のバロンドール(Ballon d'Or)受賞を自ら祝うなど、タイミング良く復調。ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督も試合後、「あらゆる点でチームは改善している」とすると、「良いプレーをしている限り、チャンスは増える。われわれは、たくさんのチャンスをつくり出した」と手ごたえを示した。

 13日には浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)を倒して4強に勝ち残った開催国代表のアルジャジーラSC(Al Jazira Sports Club、UAE)と対戦するが、鹿島アントラーズ(Kashima Antlers)を相手に一時ビハインドの状況に立たされるなど、延長戦の戦いを強いられた昨年の経験を踏まえ、ジダン監督は警戒を強めている。

「みんなが水曜日(13日)の試合は簡単だと考えているが、そうはいかないだろう。水曜日に向けてしっかりと考えなくてはいけないし、この試合に勝って再びトロフィーを掲げるために、正しいことをする必要がある」

 また、主将のセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)は「ここにいるだけで光栄だ。大会連覇を果たす機会が与えられている。たくさんの情熱と興奮を胸に、準備を行っている。最高だったセビージャ戦の後、チームのモチベーションは上がっているし、自信もみなぎっている」と語った。(c)AFP/Kieran CANNING