【12月12日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2017-18)決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選会が11日に行われ、アーセナル(Arsenal)は、アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督が就任した年に創設されたスウェーデンのエステルスンドFK(Ostersunds FK)と対戦することが決まった。

 エステルスンドを率いる42歳のグラハム・ポッター(Graham Potter)監督は、32強に残ったチームの中で唯一の英国人指揮官であり、現役時代にはイングランド・プレミアリーグのサウサンプトン(Southampton FC)などでプレー。地元クラブが合併して1996年10月に創設されたエステルスンドの指揮官に就任してからは、チームを6シーズンで4部から1部に昇格させ、昨季はスウェーデンカップ(Svenska Cupen)で優勝に導いた。

 ポッター監督は、現在プレミアリーグで5位につけるアーセナルとの対戦にもおじけづく様子はなく、自身のチームが格下であることは認めながらも「母国であるイングランドに帰って、プレミアリーグにおける最高のチームの一つと対戦できるなんて、とても素晴らしいと思う」と、むしろ今回のドローに興奮しているようにみえた。

 一方、ブレンダン・ロジャース(Brendan Rodgers)監督が率いるセルティック(Celtic)は、ロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督のもとで上位進出を狙うFCゼニト(FC Zenit)と顔を合わせる。

 また、セルティックと同じく欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)から回ってきたナポリ(SSC Napoli)とRBライプツィヒ(RB Leipzig)は早くも直接対決が決定し、決勝トーナメント1回戦では最もタフなカードとなった。

 そして本拠地で行われる決勝に何としても進出したいオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)はビジャレアル(Villarreal CF)と、ACミラン(AC Milan)はブルガリアのPFCルドゴレツ・ラズグラド(PFC Ludogorets Razgrad)と激突することが決定した。

 第1戦は来年2月15日、第2戦は同22日に行われる。(c)AFP