【12月11日 AFP】日米韓の3か国は11日、北朝鮮からの弾道ミサイルを追跡するための合同軍事訓練を開始した。韓国軍が明らかにした。

 今回の軍事演習に先立つ11月29日、北朝鮮は新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射。核保有国としての地位を得たと宣言し、国際社会に緊張が高まっている。

 韓国の国防省の声明によると、合同訓練は朝鮮半島と日本の周辺海域で2日間にわたって行われる予定で、昨年6月以来6回目となる。演習では各国軍のイージス駆逐艦が北朝鮮からの弾道ミサイルを想定して検知、追跡、および情報の共有をシミュレーションする。

 米国からはイージス駆逐艦2隻、日本と韓国からは1隻ずつ参加する。

 米軍と韓国軍は先週、これまでで最大規模の合同軍事演習を行い、国連がミサイル発射および核開発をめぐってすでに複数の制裁を加えている北朝鮮をけん制した。(c)AFP