【12月11日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは10日、第16節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)とエバートン(Everton)は1-1で引き分けた。

 通算229回目のマージーサイド・ダービーでリバプールは、ハーフタイム直前にモハメド・サラー(Mohamed Salah)がカーブをかけた見事なシュートを決めて先制した。

 しかし後半32分、デヤン・ロブレン(Dejan Lovren)がドミニク・キャルバート・ルーウィン(Dominic Calvert-Lewin)を押し倒したとしてエバートンがPKを獲得すると、ウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)が通算6度目のダービー出場にして初めてのゴールをこのPKから決め、試合を引き分けに持ち込んだ。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、6日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)のスパルタク・モスクワ(Spartak Moscow)戦から先発6人を入れ替えたが、クラブにとってシーズンでも最も重要な試合でベンチに置かれた選手の中には、フィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)とロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)も含まれていた。

 チームの流れを左右する両選手は最終的には後半に出場したが、クロップ監督はその結果にもかかわらず選手の入れ替えは正しい判断だったと主張した。

 指揮官は「試合の前の考えはイエス。試合の後もまだイエスだ。結果につながらなかったとしてもね」と語った。

「勝てなかったときは批判を受け入れる。それについて問題はない。先発した選手たちはフレッシュで、頑張ってくれた。試合はダービーで、激しい戦いだからね」

「準備を整えていたし、やれることはやった。絶好のチャンスも作ったし、微妙なチャンスもあった。必要なことはそろっていた」

「そいうものだ。今日のようなことが起こりえるというの明白だ。1-0で勝てたかもしれないが、そうはならなかった」

 一方でエバートンのサム・アラダイス(Sam Allardyce)監督は、コウチーニョとフィルミーノがベンチに置かれたことで、精神的に楽になったと明かしている。(c)AFP