【12月11日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が、マンチェスター・シティ(Manchester City)の選手のダービー後の祝福に不満を示し、同クラブの選手たちといざこざを起こしていたことが明らかになった。10日、英メディアが報じた。

 英紙デーリー・メール(Daily Mail)とデーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)によると、本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)で1-2と敗戦を喫した後、モウリーニョ監督はシティの選手が勝利を派手に喜んだことが敬意に欠くと感じ、ライバルチームのロッカールームに乗り込んだ。

 モウリーニョ監督はシティのGKエデルソン(Ederson Santana de Moraes)と言い争うと、その後シティの選手から水や牛乳を浴びせられ、さらに頭部にプラスチック製のボトルの直撃を受けたと、両紙は伝えている。

 またメール紙は、選手用の通路で発生した両クラブの選手やスタッフら計20人が絡んだ乱闘騒ぎを、ユナイテッドの警備員が止めなければならなかったとも報じている

 この事件は、2004年10月にユナイテッドがアーセナル(Arsenal)に勝利した際に起きた、「バトル・オブ・ザ・ビュッフェ(Battle of the Buffet)」を思い起こさせた。その際には、当時アーセナルにいたセスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)が、当時ユナイテッドを率いていたアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)氏にピザを投げつけている。

 試合に勝利した首位のシティは2位ユナイテッドとの勝ち点差を11に開いており、タイトル獲得の本命としての地位をさらに堅固なものにした。(c)AFP