【12月11日 AFP】17-18スペイン1部リーグは10日、第15節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はルイス・スアレス(Luis Suarez)とリオネル・メッシ(Lionel Messi)の得点でビジャレアル(Villarreal CF)に2-0で勝利。2位に勝ち点5差をつけて首位をキープしている。

 試合は後半15分、ダニエル・ラバ(Daniel Raba)がセルヒオ・ブスケッツ(Sergio Busquets)に対する激しいタックルで一発退場になった場面で主導権が完全にバルセロナへ移った。10人になった相手に対し、バルセロナは見事なパスワークからスアレスが先制のネットを揺らすと、その10分後にはメッシもゴール。バレンシア(Valencia CF)、セルタ(Celta de Vigo)との直近2戦は引き分けが続いていたが、3試合ぶりの白星をつかんだ。

 スアレスは試合後、モビスターTV(Movistar TV)に対して「後半は退場者が出てから自分たちの勝つチャンスが増えた。こちらが精度を欠く中で相手も良い戦いぶりを見せていたが、後半は勝ち点3を取るために気持ちを切り替えて臨めた」と語った。

 2位バレンシアが勝ち点5差でバルセロナを追いかける一方、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)も同日行われた試合でレアル・ベティス(Real Betis)を1-0で下し、同6差の3位で優勝争いにとどまっている。

 また、レアル・マドリード(Real Madrid)は同8差で4位につけているが、2週間後にホームで控える伝統の一戦「エル・クラシコ(El Clasico)」は、バルセロナに勝ち点差を11に広げられて迎える可能性がある。

 レアルが現在、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで開催されている17クラブW杯(2017 FIFA Club World Cup)に出場している中、バルセロナは来週、ホームにデポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)を迎える。(c)AFP/Kieran CANNING