【12月11日 AFP】17-18スペイン1部リーグは10日、第15節の試合が行われ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は1-0でレアル・ベティス(Real Betis)に勝利し、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)のグループリーグ敗退から立ち直りをみせるとともに、リーグ優勝争いに踏みとどまった。

 アトレティコはアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が故障のため欠場したものの、サウル(Saul Niguez)が値千金の得点を挙げ、首位FCバルセロナ(FC Barcelona)との勝ち点6差を維持した。バルセロナは同日の試合で、ビジャレアル(Villarreal CF)に2-0で快勝している。

 10月以降のリーグ戦でわずか1勝しか記録していないベティスは、ホームで行われたこの試合で主導権を握りながらもゴール前で精度を欠き、アトレティコの守護神ヤン・オブラク(Jan Oblak)の牙城を崩せなかった。

 アトレティコは今季のリーグ戦15試合で9度目のクリーンシートを達成し、無敗を誇る実力を示した。MFのコケ(Jorge Resurreccion Merodio ''Koke'')は「きょうのベティスは素晴らしいパフォーマンスを披露していたけれど、チャンスを生かしたのは僕らの方だった」とコメントした。

「今週は英ロンドンに遠征し、緊張感の中で試合を戦うなど、大変な一週間だった。だけど重要なのは僕らが勝利を収め、優勝争いにとどまることだ」

 アトレティコのディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督も「きょうはベティスに主導権を握られる一方的な展開で、相手はさまざまな方法でわれわれにダメージを与えようとしたが、チームの守備は強固だった」と語っている。(c)AFP