【12月10日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)で活躍したライアン・ギグス(Ryan Giggs)氏が、ウェールズ代表の次期監督候補に名乗りを上げた。

 クリス・コールマン(Chris Coleman)前監督がイングランド・チャンピオンシップ(2部)のサンダーランド(Sunderland AFC)の指揮官就任のため辞任したことを受け、ウェールズサッカー協会(FAW)はその後任を探している。

 1991年から2007年までの16年間でウェールズ代表として64試合に出場し12点を挙げているギグス氏は、ぜひともコールマン氏の後を継ぎたいとコメントした。

 英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に対しギグス氏は「もちろん興味はある」と応じた。

「ウェールズでプレーしてきたし、コーチ業に戻りたいということも言ってきた。(ウェールズ代表監督は)もちろん、最高位の職だ。現時点では誰とも話はしていないが、私が興味を抱いていることは確かだ」

 44歳のギグス氏はユナイテッドで、2014年にデビッド・モイーズ(David Moyes)元監督の解任後、暫定的に4試合の指揮を執り、ルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)元監督の下では2年間アシスタントコーチを務め、昨年退団していた。

 元代表のチームメートであるジョン・ハートソン(John Hartson)氏やクレイグ・ベラミー(Craig Bellamy)氏も指揮官への興味を示しているというが、トニー・ピューリス(Tony Pulis)氏も候補に挙がっていると報じられている。

 コールマン前監督は欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)でチームを4強に導いたが、来年のW杯ロシア大会(2018 World Cup)では本大会の出場権獲得を逃した。(c)AFP