【12月9日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は8日、ギャレス・ベイル(Gareth Bale)とラファエル・バラン(Raphael Varane)がアラブ首長国連邦(UAE)で開催中の17クラブW杯(2017 FIFA Club World Cup)の遠征に帯同すると明かした。

 けがに苦しむベイルは8日にトレーニングに復帰し、ジダン監督はクラブW杯で起用可能と明かしたが、ベイルもバランも9日に行われるセビージャFC(Sevilla FC)との一戦は欠場することになる。

 ベイルはふくらはぎを負傷し、バランは筋肉系のトラブルを抱えている。

 ジダン監督は「ベイルはあす(9日)は起用不可だが、クラブW杯ではチームに帯同させ、初戦でプレー出来るかどうかを確かめるという考えだ」と述べた。

 大会制覇の大本命として臨む13日の初戦となる準決勝でレアルは、アジア王者の浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)と開催国代表のアルジャジーラSC(Al Jazira Sports Club)の勝者と対戦する。

 一方でセンターバックのバランは、6日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)戦の前半途中に負傷交代した。

 バランの離脱と時同じくして、セビージャ戦を前にジダン監督は壊滅状態の守備陣の解決に取り組まなければならない。

 DFのセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)とダニエル・カルバハル(Daniel Carvajal)、守備的MFのカゼミーロ(Casemiro)の3選手が出場停止を受け、若手DFのヘスス・バジェホ(Jesus Vallejo)も負傷している。

 それでもジダン監督は、24歳のバランがクラブW杯ではプレーできるまでに回復するだろうと自信をのぞかせている。

「ラファ(バラン)のけがは深刻ではない。あすはチームを外れるが、磁気共鳴画像装置(MRI)検査の結果、大事には至っていないことが明らかになった」

「彼もわれわれとクラブW杯へ向かい、次の試合に出られるかを確認することになる」 (c)AFP