【12月10日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは9日、第16節の試合が行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は5-1でストーク・シティ(Stoke City)を退け、リーグ戦では5試合ぶりに勝利。マウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は、大勝に貢献した孫興民(Heung Min Son、ソン・フンミン)に惜しみない賛辞を送っている。

 25歳の孫は間違いなくトッテナム加入後で最高のプレーを披露し、相手のオウンゴールを誘って先制点を演出すると、その後に自らゴールを記録。チームはさらにハリー・ケイン(Harry Kane)が2得点、クリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)が1得点を決めて大勝を飾った。

 ポチェッティーノ監督は「孫は非常に良かったし、良いプレーを続けている。もちろん、チームみんなが彼のことを信頼している。ファンやメディアが何を言っているかは知らないが、われわれは彼の貢献をわかっている。チームには得点の取れる攻撃の選手が必要で、彼の働きは素晴らしい。しかもただ良い選手というだけでなく、好青年で、偉大なプロフェッショナルだ」と話した。

 すでにリーグタイトルを狙うのは難しくなったトッテナムだが、このところの足踏みで4位以内の争いでも後れを取りかけていただけに、チームにとっては待望の勝利となった。本拠地ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)でも開幕からたびたび勝ち点を落としていたため、ポチェッティーノ監督も、順位を下げつつある中位のストークに勝ち切れてホッとしている。

「チーム全体としてのプレーが非常に良かったが、そこはこれまでの試合も同じだ。違ったのは、きょうはゴール前の決定力があり、優れたメンタリティーを見せられたこと。最初から集中していたし、良い結果だ。序盤の先制点で自信が生まれ、いつもと違ったプレーができた」

 ケインはこの日の2得点で2017年のゴール数が通算50得点に到達。ポチェッティーノ監督は、ケインの質の高さにも舌を巻き、「ハリーは世界有数の選手だ。最高ではないにしてもね。見事な記録を作り、今年はゴールを量産している」とコメントした。(c)AFP/Darren WITCOOP