【12月10日 AFP】17-18フランス・リーグ1は9日、第17節の試合が行われ、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が欠場した首位パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は、指揮官不在のリール(Lille OSC)に3-1で勝利し、公式戦の連敗を2で止めた。

 マルセロ・ビエルサ(Marcelo Bielsa)監督が職務停止中のため、4人のコーチが暫定的に指揮を執っているリールを肌寒い本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes)に迎えたPSGは、前半28分にキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)のクロスにアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)が頭で合わせて先制すると、ハーフタイム明け直後にはハビエル・パストレ(Javier Pastore)が豪快に2点目を奪取した。

 チームはその後、試合終了4分前にアンワル・エル・ガジ(Anwar El Ghazi)に1点を返されて一瞬嫌な雰囲気が流れたが、終了間際のセットプレーでGKも上げて同点を狙いにいったリールに対し、PSGはエムバペがクリアボールに反応して相手DFの裏に抜け出すと、そのままドリブルから追加点を奪い突き放した。

 DFのプレスネル・キンペンベ(Presnel Kimpembe)は、仏テレビ局カナル・プリュス(Canal Plus)に対して「連敗中だったから、勝利してリズムと自信を取り戻すことが必要だった。それができてすごくうれしい。負ければ批判されるのが当たり前。みんな慣れているし、それが発奮材料にもなった」と話した。

 昨季王者のASモナコ(AS Monaco)も同日トロワ(Troyes AC)に3-2で勝利したが、PSGは2位モナコとの勝ち点9差を維持し、首位で前半戦を終えることが決まった。キンペンベは「まだ先は長いし、重要なのは38試合が終わったときの結果だ」と話している。

 2016年6月にPSGの監督に就任して以来、本拠地での無敗を守り続けているウナイ・エメリ(Unai Emery)監督は「内容に満足している。前のリーグ戦2試合よりも試合をコントロールできていた」と話した。(c)AFP/Martyn WOOD