【12月8日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)に所属するロンゾ・ボール(Lonzo Ball)の父親ラバー(LaVar Ball)氏が7日、次男リアンジェロ(LiAngelo Ball)と三男ラメロ(LaMelo Ball)について、海外の同じチームでプレーさせることを視野に代理人と契約したことを明らかにした。ボール三兄弟の代理人は、ハリソン・ゲインズ(Harrison Gaines)氏が務める。

 ラバー氏は米スポーツ専門チャンネルESPNに対して「私は金銭のことなど気にしていない」とすると、「息子たちには、同時期に同じコートで一緒にプレーできるチームに行ってもらいたい。最優先事項は、彼らが同じチームでプレーすることだ」と述べた。

 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のバスケットボールチームに所属していたリアンジェロは、中国遠征中に万引きをはたらいたとして逮捕され、のちに釈放された。しかし、国際問題に発展したこの不祥事で、UCLA側が同選手を無期限の活動停止処分にすると、ラバー氏は処分期間が不明であることに不満を訴え、4日に息子を退部させた。

 カリフォルニア州チノ・ヒルズ高校(Chino Hills High School)の3年生だったラメロも退学しており、UCLAで選手としてのキャリアを目指していた当初の計画は変更され、ラバー氏は「彼は大学でプレーしない」と述べた。

 大げさな発言で3人の息子の才能に影を落とすこともあるラバー氏は、下の2人がどこでプレーしようとも、彼らの成長を見守っていくつもりだと語った。(c)AFP