【12月8日 AFP】ドイツの第2党、社会民主党(SPD)は7日、アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相率いる保守系与党と連立協議を開始することに同意した。来年初めにも新連立政権が誕生する可能性がでてきた。

 中道左派のSPDは、来週から「期限を決めない」連立協議に入ることを承認した。この協議がうまくいけば新たな左右両派による「大連立」政権が誕生するが、頓挫すれば解散総選挙となる。

 ドイツに政治危機をもたらした総選挙から10週間が経過し、SPDに連立協議に入る許可を求めてきた同党のマルティン・シュルツ(Martin Schulz)党首はベルリンで開いた党大会で、社会福祉の改善や欧州連合(EU)の強化といった極めて重要な要求を迫っていくと断言した。(c)AFP/Frank ZELLER