【12月8日 AFP】フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール(France Football)」は7日、2017年の世界年間最優秀選手(バロンドール、Ballon d'Or)を発表し、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が最多タイとなる通算5度目の受賞を果たした。

 2年連続の受賞により、ロナウドはFCバルセロナ(FC Barcelona)でプレーするリオネル・メッシ(Lionel Messi)と肩をならべた。投票では2位にメッシ、3位にネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が続いた。

 ロナウドは昨季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)で得点王となり、6月に行われた決勝ではレアルはユベントス(Juventus)を下して2連覇を達成。国内リーグでも5年ぶりの優勝に貢献した。

 仏首都パリのエッフェル塔(Eiffel Tower)で行われた式典でロナウドは「もちろん幸せだ。毎年これを楽しみにしている。昨シーズン獲得したタイトルがこの受賞につながった。レアル・マドリードのチームメートに感謝するとともに、このレベルに達する手助けをしてくれた他のみんなにもありがとうと言いたい」とコメントした。

 10月に国際サッカー連盟(FIFA)の年間最優秀選手に選出されたロナウドは、これまでに2008年、13年、14年、そして昨年もバロンドールに輝いている。

 昨季、ロナウドはレアルで公式戦42得点を挙げ、2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)の欧州予選ではポルトガル代表として15ゴールを決めた。

 ロナウドは来年のW杯本大会で、欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)制覇に続くサッカー界最大のトロフィー獲得を目指す。

 ロナウドの08年の初受賞以降、ここ10年間ではバロンドールはロナウドとメッシが分け合っている。

 ロナウドは「あと数年はこのレベルでプレーしていければと思う。メッシとのバトルが続くことを願っている」と付け加えた。

 また、自身のキャリアをレアルで終えたいかと問われるとロナウドは「レアル・マドリードにいられて満足だ。残りたいと思っている。可能ならね」と応じた。(c)AFP