【12月7日 AFP】米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のアーロン・ブーン(Aaron Boone)新監督が6日、本拠地ヤンキースタジアム(Yankee Stadium)で就任会見を行い、伝統球団を率いるのは「一世一代のチャンス」とコメントした。

 球団史上33人目の指揮官に就任したブーン新監督は、「われわれは王座を追い求めている」とし、父親のボブ・ブーン(Bob Boone)氏がフィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)でプレーしていた3歳の頃から野球漬けの日々が続いていると話した。

 ローラ(Laura)夫人とともに会見に臨んだブーン新監督は、「私と私の家族にとって特別な日だ。このポジションを任せてくれたスタインブレナー(Steinbrenner)一家に感謝したい。私にとって一世一代のチャンス」と喜びを語った。

「豊富なタレントがいることに疑いの余地はなく、今年いろいろな面で成長を遂げたチームだ。私と私のスタッフは、次のステップに進むこのチームの一員になれてとても満足している」

 1年の延長オプションがついた2020年までの3年契約を交わしたブーン新監督は、現役時代も同球団でプレーした選手として18人目の監督となった。同監督は現役時代、2003年のボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)とのア・リーグ優勝決定シリーズでヤンキースの球団史に残る劇的な本塁打を放った。

 2009年の引退後は指導者として活動してこなかった44歳のブーン新監督は、ア・リーグ優勝決定シリーズでヒューストン・アストロズ(Houston Astros)に敗れた直後の10月26日に解任されたジョー・ジラルディ(Joe Girardi)前監督の後任を務める。1996年以降ヤンキースは、ジョー・トーリ(Joe Torre)氏が12年、ジラルディ前監督が10年チームを率いてきた。(c)AFP