【12月6日 AFP】女子テニスの元女王で、出産のため休養していたセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が、来年1月に行われる新シーズンの四大大会(グランドスラム)初戦、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)で復帰を果たすことが「ほぼ確実」になったと、大会主催者が明かしている。

 今年の大会女王に輝いたセレーナは、当時すでに子どもを身ごもっており、その後の9月に女の子の赤ちゃんを出産。11月にはソーシャルニュースサイト「レディット(Reddit)」の共同創業者であるアレクシス・オハニアン(Alexis Ohanian)氏と挙式した。その一方で、公式戦には全豪オープンを最後に出場しておらず、連覇のかかる2018年大会に参加するかは不透明だった。

 それでも、大会ディレクターのクレイグ・タイリー(Craig Tiley)氏は、セレーナが次回大会までに復帰し、メルボルンパーク(Melbourne Park)での優勝を目指すはずだと前向きな見通しを語っている。

 タイリー氏はメルボルンの地元紙ヘラルド・サン(Herald Sun)で、「彼女はビザ(査証)を取ってエントリーし、練習している。今回はまわりの家族が増えるから、以前よりもスペースが必要になるだろうね」と話した。

「われわれの見立てでは、間に合うのは間違いないし、本人もマーガレット・コート(Margaret Court)氏の記録の更新に意欲的だ。実現すれば、非常に価値のある偉業になるだろう」

 ここまでグランドスラムのシングルスで通算23勝を飾っている36歳のセレーナは、歴代最多の同24勝を挙げているコート氏の記録まで、あと1勝に迫っている。(c)AFP