【12月7日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)は6日、グループH第6節が各地で行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は3-2でボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に勝利した。この試合でゴールを決めたクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)は、チャンピオンズリーグのグループリーグ全6試合で得点した初めての選手になった。

 トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に次ぐ2位でのグループ突破をすでに決めているレアルは、ボルハ・マジョラル(Borja Mayoral)のゴールで早々に先制すると、直後にはロナウドが今大会9点目となる見事なシュートをゴール右上の隅に決め、開始12分で2点を先行した。

 ドルトムントも、レアル戦を得意とするピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)が前半終了間際と後半開始直後にゴールを決めて一時は同点に追いついたが、迎えた後半36分、ルーカス・バスケス(Lucas Vazquez)の決勝ゴールでレアルが勝ち越しに成功した。

 その一方でレアルでは、フランス代表DFのラファエル・バラン(Raphael Varane)が負傷し、左脚を押さえながら前半終了を待たずにピッチを後にするという心配な出来事が起こっている。

 リーグ戦のレアルは、週末のセビージャ(Sevilla FC)戦で主将のセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)と右SBのダニエル・カルバハル(Daniel Carvajal)、そして守備的MFのカゼミーロ(Casemiro)が出場停止となっており、ディフェンス陣が壊滅状態に陥っている。

 チームを率いるジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は「ラファは接触で痛めたというわけではないようだが、いつも通り、詳しいことは明日検査をしてからでないとわからない。ただ、土曜日(9日)は間違いなく無理だろう。解決策を考えなくてはならない」とコメントした。

 敗れたドルトムントは、クラブ史上最低の勝ち点2ポイントしか獲得できなかったが、得失点差でアポエル・ニコシア(APOEL Nicosia)を上回り、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2017-18)へまわることになった。グループのもう1試合では、トッテナムが3-0でアポエルを下している。(c)AFP/Kieran CANNING