【12月7日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)は6日、グループE第6節が各地で行われ、リバプール(Liverpool FC)はフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)の加入後初となるハットトリックなどでスパルタク・モスクワ(Spartak Moscow)に7-0で大勝し、グループ首位での16強入りを決めた。

 他にはサディオ・マネ(Sadio Mane)が2得点を挙げ、ロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)とモハメド・サラー(Mohamed Salah)もゴールを記録。輝かしいプレーを見せる4人の活躍で、チャンピオンズリーグ制覇5回の名門が派手な形で9年ぶりの決勝トーナメント進出を決めた。

 これでイングランド・プレミアリーグ勢は、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)、マンチェスター・シティ(Manchester City)、チェルシー(Chelsea)、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)、そしてリバプールの全チームがグループを突破した。同一リーグから5チームが勝ち上がるのは、イングランドが初めて。

 チームを率いるユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、BTスポーツ(BT Sport)で「完璧な試合の入り方をして、そして先制した後も、われわれは守りに入らなかった。こちらがギアを上げてスペースを活用すれば、止めるのは非常に難しい。今夜は見ていて楽しかったよ」と話した。

 リバプールはNKマリボル(NK Maribor)戦でも7-0というスコアを記録しており、グループリーグで2回目の大勝となった。また、前節はセビージャFC(Sevilla FC)を相手に3点のリードをふいにして引き分けに終わっていたが、その苦い記憶も振り払うことができた。

 リバプールは、このところ公式戦9試合で32ゴールを稼ぎ出している。11日には決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選が行われるが、コウチーニョ、サラー、マネ、フィルミーノの4人と相対したいチームはまずいないだろう。監督は「相手はどこでも構わない。自分はよくレアル・マドリード(Real Madrid)を引き当てるが、今回はどうだろうね」と話している。

 グループEのもう1試合では、セビージャが1-1でマリボルと引き分け、リバプールの大勝とあわせてグループ2位での決勝トーナメント進出を決めた。(c)AFP/Tom WILLIAMS