【12月6日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)は5日、グループC第6節が行われ、チェルシー(Chelsea)とアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)の一戦は1-1の引き分けに終わった。この結果、アトレティコのグループ敗退が決まり、一方のチェルシーも首位通過を逃すという、両クラブにとって失意の夜となった。

 試合は後半、突破のためには勝つしかないアトレティコがサウル(Saul Niguez)のヘディングシュートで先制したものの、チェルシーもステファン・サビッチ(Stefan Savic)のオウンゴールで追いつき、引き分けに終わった。

 結果的には、グループのもう1試合でASローマ(AS Roma)がカラバフFK(Qarabag FK)に勝利したため、アトレティコは勝ったとしても突破はできなかった。アトレティコがチャンピオンズリーグ16強を逃すのは、2009-10シーズン以降2回目で、2014年と2016年に決勝へ進出しているクラブとしては悔しい成績となった。チームは今後ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2017-18)を戦う。

 アトレティコのディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は「これもサッカーだ。つらいが言い訳はできない。すべて自分たちで招いた結果だ。これもまた、新たな挑戦になる。どんな悪いことでも、自分たち次第で明るいものに変えていける」とコメントした。

 一方、すでに突破を決めていたチェルシーも、決勝トーナメントで割合に楽な組み合わせが期待できる首位通過のチャンスを逃すことになった。ローマに勝ち点で並ばれたチェルシーは、直接対決の成績で1分1敗と劣っているため、2位に順位を落としている。

 これでチェルシーには、次週行われる決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選で、FCバルセロナ(FC Barcelona)やパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)といった難敵を引き当てる可能性が生まれ、チームとしては望まない結果となった。

 それでも、チームを率いるアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は「自分たちのサッカーをしようとしたし、得点チャンスも数多くつくれた。きょうのようなプレーができて、チャンスもつくれたのだから、満足しなくてはならない。(1回戦の)対戦相手は、われわれとはやりたくないと思うはずだ」と話した。(c)AFP/Steven GRIFFITHS