【12月6日 AFP】英ロンドンで5日、同市名物である黒塗りタクシーの電気自動車(EV)モデルが運行を開始した。電気化により大気汚染削減効果が期待されている。

 ロンドンでは2018年から新規登録されるタクシー全てを対象に厳しい排ガス規制が施行されるが、新モデルのタクシーはその規制に準拠するものとなっている。

 新電気タクシーは従来のディーゼル車タクシーと入れ替えられていく予定で、2021年までに現在稼働中のタクシー総車両数の約半分にあたる9000台以上が投入される見通し。

 70年近くにわたり黒タクを製造してきたロンドン・タクシー・ カンパニー(LTC)は電気化に当たり、社名をロンドン・エレクトリック・ビークル・カンパニー(LEVC)に変更した。

 同社のクリス・ガビー(Chirs Gubby)最高経営責任者(CEO)はAFPの取材に応じ、電気タクシーは「乗り心地やハンドルさばきがとても改善され、とても静か」だと説明。「良いタクシーづくりに関する豊富な経験と、最先端の技術の全てを融合させた」と語った。(c)AFP/Robin MILLARD