【12月5日 AFP】オーストラリアサッカー連盟(FFA)のデビット・ギャロップ(David Gallop)最高責任者は5日、先月代表指揮官を辞任したアンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)氏の後任は、来年2月中旬までに決定するとの考えを示した。

 オーストラリア代表の新監督をめぐっては関心が高まっており、今週には米国代表前指揮官のユルゲン・クリンスマン(Jurgen Klinsmann)氏が、来年行われる2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)で同国代表を率いることに興味を示しているとの報道があった。

 しかしギャロップ最高責任者は、ロシアで誰がサッカルーズ(Socceroos、オーストラリア代表の愛称)を率いるかは急いで決断する必要はないとした上で、「現時点で誰かと合意したり、誰かを除外したりすることはない。それに、監督がオーストラリア人か海外出身かも問わない」と話した。

 また、新監督には来年3月に行われる次の試合まで1か月以上の準備期間を与えるため、最終決定は2月半ばまでに下す予定だというギャロップ最高責任者は、「われわれは、来年のW杯と願わくばそれ以降もサッカルーズを率いてくれる適任者を招へいできると確信している」と付け加えた。

 先日行われたW杯の組み合わせ抽選会で、オーストラリアは強豪フランス、デンマーク、そしてペルーと同組のグループCという厳しいドローを引き当てた。カザニ(Kazan)で行われる初戦のフランス戦は来年6月16日、サマラ(Samara)で臨むデンマーク戦は同21日、ソチ(Sochi)で迎えるペルー戦は同26日となっている。(c)AFP