【12月6日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)は5日、グループB第6節が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)はコランタン・トリソ(Corentin Tolisso)の2得点などでパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に3-1で勝利。首位通過には届かなかったが、9月の借りは返した。

 すでに16強入りを決めているチーム同士の対戦は、9月のアウェーゲームで0-3の完敗を喫しているバイエルンが、4-0で勝利すれば逆転で首位に立てるという状況だった。

 試合は前半、バイエルンがロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)とトリソのゴールで2点を先行。後半開始すぐのキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)の得点でPSGに落ち着きを取り戻されたバイエルンは、その後トリソのファインゴールが決まって3-1としたが、スコアはそれ以上動かなかった。

 この結果、大型補強を敢行したPSGが、当該チーム同士の得失点差でグループ首位フィニッシュを果たしたが、一方のバイエルンも勝ち点をPSGと並ぶ15に伸ばしてプライドを取り戻した。

 前回のPSG戦の敗戦直後に解任されたカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)前監督に代わり、バイエルンを率いているユップ・ハインケス(Jupp Heynckes)監督は「勝利のポイントはチーム全体のプレー姿勢だった」と話した。

「戦術的にただ賢いだけでなく、抜け目なさがあった。全体としては、非常に良い試合をして、準備をしてきたことが出せたと思う」

 一方のPSGは、つい最近まで開幕から公式戦21試合無敗の記録を残していたが、これで前週末のストラスブール(Strasbourg)とのリーグ戦に続き、連敗を喫している。

 また、セルティック(Celtic)は0-1でRSCアンデルレヒト(RSC Anderlecht)に敗れたもののかろうじてグループBの3位を守り、新年はヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2017-18)に戦いの場を移す。(c)AFP