【12月4日 AFP】イエメンの首都サヌアで3日、イスラム教シーア派武装勢力「フーシ派(Huthi)」と同国のアリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)前大統領の支持者らが銃撃戦を繰り広げ、店舗や学校が閉鎖を余儀なくされている。住人らは、3年にわたる両者の同盟関係が壊れ、「市街戦」に発展していると訴えている。

 サレハ氏は2日、イランの支援を受けるフーシ派と戦闘を続けるサウジアラビア主導の連合軍と、和平協議を行う用意があると表明。サレハ氏とフーシ派の同盟関係は決裂したものとみられており、フーシ派政治部門もサレハ氏が「元々信じていなかった同盟」に対して「クーデター」を起こしたと非難している。

 3日にはサレハ氏の支持者らがサヌア中心部の複数の道路を閉鎖し、フーシ派の攻撃に備えて重点的に配備を敷いた。治安当局筋によると先週発生した両者の衝突により、首都全域と国際空港で約60人が死亡した。

 サヌアの住民らは、数日前には両者が手を組んでいた主要省庁の周辺で発生している戦闘による狙撃や爆撃を避けるため、自宅にこもっているという。

 3日は日曜日で、通常イエメンでは学校の授業が行われるが、学校を閉鎖した。また目撃者によると、戦闘の犠牲になった複数の遺体が路上に残されたままだという。

 国際移住機関(IOM)に協力している活動家は、「サヌアはゴーストタウンになりつつある。市街戦が繰り広げられ、人々は自宅に閉じこもっている」と述べた。(c)AFP