【12月2日 AFP】同性愛者であることを公言している英スコットランド・グラスゴーの司祭が、英国国教会(Church of England)に同性婚を受け入れてもらうために英王室のジョージ王子(Prince George、4)には同性愛者に育ってもらいたいとツイートし、物議を醸している。ウィリアム王子(Prince William)の長男であるジョージ王子は王位継承権第3位。

 英国国教会に属するスコットランド聖公会(Scottish Episcopal Church)のケルビン・ホールズワース(Kelvin Holdsworth)司祭はツイッター(Twitter)に、英国民は「ジョージ王子が成長した暁に愛し合うのがすてきな紳士でありますように、と心の中で(またはその勇気があるなら)公の場で神に祈られるがよい」と投稿した。ホールズワース司祭は同性愛者の権利向上を求める活動家でもある。

 スコットランド聖公会は今年6月、結婚とは「男性と女性の間で行われるもの」という文言を結婚式の誓いの言葉から削除するための投票を行った。以降、聖公会では同性婚の結婚式を数組、執り行っている。(c)AFP