【12月2日 AFP】男子ゴルフ、ヒーロー・ワールドチャレンジ(2017 Hero World Challenge)は1日、バハマ・ナッソー(Nassau)のアルバニーGC(Albany Golf Club)で2日目が行われ、10か月ぶりにツアー復帰を果たした41歳のスーパースター、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が通算7アンダーで松山英樹(Hideki Matsuyama)らと5位タイに並び、依然として優勝が狙える位置につけている。

 メジャー通算14勝を誇るウッズは、第2ラウンドのフロントナインで3バーディー1イーグルを記録してスコアを5ストローク伸ばし、通算8アンダーで折り返した。しかし、バックナインでは失速して2ボギーをたたき、「68」のスコアでホールアウトした。

 腰の故障に悩まされた2年間を乗り越え、この日も手堅いゴルフができたことに満足しているウッズは、報道陣に対し、「フロントナインで31を記録できたので上出来だったと思う。昨日のプレーが持続できたし、きちんとまとめられた。一つだけ苦労したことは、グリーンのスピードだね。1フィート(約30センチ)くらい速い感覚だった」とラウンドを振り返った。

 2015-16シーズンを棒に振ったウッズはまた、今年4月に脊椎固定術を受けた腰の状態も万全であるとつけ加え、「手術が成功したことと、リハビリがうまくいったことの証しだ。コースに出て再び競技できる機会を得ることができた。復帰したばかりで、まだ先の道のりは長いけどね」と語った。

「きょうは、簡単に二桁のアンダーパーを記録できるかと思うくらいだった。そうすれば(首位とは)1、2打差だったね。だけど、まだその手ごたえはある。明日は少し厳しくなることが予想されるから、しっかりと堅実なラウンドをこなせば、上がっていけると思う」

 ウッズが週末に向けてしっかりと土台を築いていく中、この日はチャーリー・ホフマン(Charley Hoffman、米国)が12バーディー、3ボギーでスコアを9ストローク伸ばす猛チャージを見せて通算12アンダーで首位に浮上。3打差の2位タイグループには、この日「67」を記録したジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)と、「69」をマークしたトミー・フリートウッド(Tommy Fleetwood、イングランド)が並んだ。

 首位と4打差の単独4位にはイングランドのジャスティン・ローズ(Justin Rose)が続き、ウッズ、そしてこの日6アンダーを記録した松山と同じ5位タイグループには、イタリアのフランチェスコ・モリナリ(Francesco Molinari)に加え、マット・クーチャー(Matt Kuchar)とリッキー・ファウラー(Rickie Fowler)の米国勢が入っている。(c)AFP