【12月1日 AFP】ポーランド外務省の支援を受けた非政府組織(NGO)が、ポーランドを中傷する外国メディアの報道を見つけた人が報告できるウェブサイトを開設した。

 ポーランド名誉毀損防止同盟(RDI)は今週、ポーランド語で「騎士(Rycerz)」と名付けられた計画を発表。同団体のミラ・フシャラカ(Mira Wszelaka)氏は、メディアが不正確で操られた情報に基づいて情報を発信する場合もあるとして、ポーランドについて「どのように言われ、書かれているのかについて対応する必要がある」と述べた。

 RDIのウェブサイトでフシャラカ氏はさらに、独立記念日の行進についての西欧諸国のメディアの発表した記事を見れば、このような活動が必要だと分かるだろうと付け加えた。

 11月11日の独立記念日に極右団体が企画した行進の参加者の中には外国人排斥のシュプレヒコールを上げた人たちもいたが、単に祝日を祝いたいだけの人たちもいた。右派政党「法と正義(PiS)」政権は、外国メディアの一部がこの独立記念日の行進を「ファシスト」と呼んだことに怒りを表明していた。

 フシャラカ氏によると、常勤の通信員とボランティアがシステムにログインし「中傷と思われる内容を含む情報」を報告する仕組みになっており、情報を発信したメディアや個人に連絡を取って訂正を求めるという。(c)AFP